PHOTO PRODUCE PORTFOLIO

宮崎あみさ Amisa Miyazaki

FINDER'S INTERVIEW


「愛を繋いでゆけるように。」

 宮崎あみさは「私たちのグループ名にはそういう願いが込められています。」とはにかんだ。今年2月にデビューしたアイドルグループ・LoveLink。その一員として活躍する彼女こそが今回の主人公である。

撮影前、夏木元にヘアメイクを施されている彼女を訪ねると、少し戸惑いながらもこうコメントしてくれた。

「こういった撮影のお仕事は初めてで緊張しています。アイドルとしての私ではない自分を残すことで、もっと色んな人に知ってもらえるのかなという予感がしています。

また私はもともとモデルを志望していたので、その勉強にもなればと思います。」


__アイドルになったきっかけ

「友達に誘われて最初は軽い気持ちでグループに入ったのですが、ステージに立ってみたらハマってしまって。辞めたくなることもたくさんあるけれど、ライブをすると “ああ、やっていて良かったな”って強く思うんです。」

 今回は番組の大幅リニューアル後初の放送ということでチームにも若干の緊張感が流れていた。フォトプロデューサー夏木元にもプロジェクトに対する思いを語ってもらった。

 「“写真から可能性を見出せるように”という、プロジェクトのコンセプトにより一層添ったものを、これから来てくださるゲストの方々と作ってゆきたいなと思っています。

私たちはゲストさん自身が“こんな自分がいるんだ”と可能性を感じられるものを残せるようにバックアップをします。そのうえでTEAM FINDERが撮った写真が、ゲストさんが世間からこれまでとは違うリアクションを得られたり、新しいファンの方と出会えたりするきっかけとなればと考えています。

可能性というのはどの世代にもあるものですが特に10代は象徴的に感じやすいと思うんです。これからはそんな若い世代の方を番組にお迎えすることが増えていきます。

毎回ゲストさんには“いつもの自分と違ういい女を演じて欲しい”とお伝えしているのですが、今まで10代の方はあまりディレクションしてこなかったので10代の演じるいい女っていうのがどんな女性なのかということには興味がありますね。」

 宮崎さんの思う“いい女”とは“色気のある女”だという。

(以下、これを踏まえた夏木元談。)

「カメラの前ではアイドルである自分を捨てて、思う通りに自分を表現してもらえればと思っています。

違う素顔というのは違う自分にならないと取り込めないものです。“自分のイメージはこう”というイメージの強い子は表情の幅もとても狭くなってしまいます。

こうありたいという意志を持っているのは立派ですが、あまりに強すぎるとそこから先へいけない。やはり柔軟性のある子の方が可能性を強く感じます。」

 (以下、宮崎さん談。)

 __撮影の感想

「見るものすべてが新鮮で、モデルさんはこんな感じなんだろうなって思いました。撮影前は色気のある女を演じると言ったけれどいざやってみるとできなくて苦戦しました(笑)

ヘアメイクもすべてやっていただいたことで、自分の知らない表情を知ることができました。今までは顔の角度のつけ方や表情など、1パターンしかやってこなかったので、色々なバリエーションをつけることは大切なんだなと勉強になりました。」

__これからの夢

「アイドルも大好きだけど、やっぱりもともと志望していたモデルもやってみたいし、最近は自分で服も作ってみたいなと思っているんです。自分で衣装をデザインして着られたら良いなと思ったりしています。」

 10代の少女の夢は無限大である。我々がファインダー越しにみた宮崎あみさの可能性が、屈折することなく真っすぐに読者に届くことを切に願っている。

LoveLinkが愛を繋ぐなら、我々は夢を繋ぐ存在でありたい。

最後に芸能界を目指す人たちへのメッセージを聞いた。

「やめたくなると思うことは絶対にあると思いますが、続ければ絶対に出会いがあって、それが夢に繋がるかもしれないので諦めないで頑張りましょう。」


(ライター・咲月)